肥満を伴う糖尿病の治療
肥満とは、医学的には身長と体重から算出されるBMI(Body Mass Index)の数値が25以上(欧米などでは30以上)の状態を指します。肥満はインスリン(血糖値を下げるホルモン)の効きを悪くし(専門的には「インスリン抵抗性を増大させる」といいます)、その結果血糖値は上昇しやすくなり、糖尿病発症のリスクを高めます。
肥満を伴った糖尿病の治療では、食事療法や運動療法などによって体重コントロールを行うことが非常に大事です。また、糖尿病治療薬においては体重増加を起こしにくいものをできるだけ選択することも大切です。その中でも特に体重減少効果が期待できる糖尿病治療薬について、以下でご紹介いたします。