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糖尿病でも楽しく日常生活を送ってほしい

糖尿病でも楽しく日常生活を送ってほしい|品川区、目黒区|むさしこやま駅前内科・糖尿病クリニック

糖尿病でも楽しく日常生活を送ってほしい

糖尿病について

糖尿病とは、血糖値(血液中のグルコース(ブドウ糖))が高い状態が続くことをいいます。

血糖値は、本来であればすい臓から分泌されるインスリンというホルモンによってほぼ一定の範囲内に保たれるよう調節されますが、何らかの原因によってインスリンの分泌量が少なくなったり、インスリンがうまく働けない状態(インスリン抵抗性といいます)になったりすると、血糖が全身の臓器へうまく取り込めなくなってしまい、その結果血糖値が高いままとなり糖尿病と呼ばれる状態となります。

糖尿病は残念ながら自然治癒するものではなく、そのままにしておくと悪化の一途をたどってしまいます。糖尿病の治療で大切なことは、早期に発見・適切な治療を受けることであり、医師のアドバイスのもと血糖値をコントロールすることで、健康な方と変わらない日常生活を送ることが可能な病気でもあります。

ぜひ定期的に健康診断を受け、もし血糖値やHbA1c値が高いという指摘を受けた場合には、お早めに糖尿病専門の医療機関に相談するようにしましょう。

糖尿病と診断された方、
現在行っている糖尿病治療に不安を感じている方へ

「あなたは糖尿病です」と医師に診断された時、どう思いましたか?

  • これからどんな生活を送ればいいのだろう?
  • 全く自覚症状がないのに、本当かな?
  • 治療を始めると、色々なことを我慢しなくてはならないのではないか?
  • きちんと治るのだろうか?
  • 今までの不摂生を怒られるのではないか?
吹き出しのイラスト

おそらく最初は、漠然とした不安を持たれた方が非常に多いのではないかと思います。
ひょっとしたら、「自分の人生、もう終わりだ」などと悲嘆に暮れた方もいらっしゃるのではないかと思います。

残念ながら、糖尿病という病気は今でもあまり良い印象を持たれない病気であることは否めない事実でしょう。
しかしここで強調して申し上げたいのは、糖尿病だからといって、日常生活に対して非常に大きな制限がかけられるわけでは決してないということです。
「ここを押さえておけば今までとさほど変わらない生活を送ることができる」というポイントが必ずあります。
当院では糖尿病専門医が、患者さんの状況に合わせてそのポイントを見出し、治療方針を決めていきます。また糖尿病治療に精通した看護師や管理栄養士が、日常生活のアドバイスをさせていただきます。

また糖尿病治療をすでに開始している患者さんで、「長く通院しているのに治療の効果がない」「薬がどんどん増えていって心配だ」といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。悩みを抱えたまま治療を続けるということは非常に不安で、時には苦痛を感じるものになってしまうでしょう。
当院では十分なご説明のもと、スタッフが一丸となって、皆さまお一人お一人に適した「継続可能な」治療をご提案いたします。些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。

日常生活を送る上でよくあるご質問

お菓子が好きなのですが、糖尿病でも食べていいのでしょうか?
確かにお菓子類や甘いものは血糖値が上がりやすく、血糖コントロールを悪くする可能性があるため、糖尿病の方は注意が必要です。どうしてもお菓子や甘いものが食べたいときには、低糖質・低カロリーのお菓子を選ぶようにしましょう。また、カロリーゼロの人工甘味料を使用した「砂糖不使用」のお菓子もおすすめです。
血糖コントロールが悪い時ほど、お菓子をちょっと食べるだけで血糖値が急上昇してしまいます。ぜひ血糖コントロールを良好な状態にして、お菓子の選択肢の幅を広げていけるようにしましょう。
糖尿病と診断されたら外食はできませんか?
外食ができないということはありませんが、丼ものやラーメンなどの一品ものではなく、定食などの主食、主菜、副菜が付いたバランスの良いものを選んでいただくことをおすすめします。あらかじめかかりつけの医療機関で、一日の摂取カロリーや栄養素の摂取目安量を教えてもらうと朝食・昼食・夕食で上手にコントロールができます。もちろん、「絶対食べてはダメ!」というものは基本的にはありませんので、うまく外食も楽しんでいただきたいです。
また糖質の吸収をゆっくりにするために、よく噛んで食べることや、野菜から摂取する・糖類を多く含むものは食事の後半で食べるなど、食事の順番にも気をつけていただくと良いでしょう。食事の工夫の具体的な方法については、管理栄養士による栄養相談でご提案させていただくこともできます。ぜひお気軽にご相談ください。
家族が糖尿病と診断されました。糖尿病は遺伝するものでしょうか?
たしかに「糖尿病を発症しやすい体質」は遺伝する可能性があります。しかし糖尿病そのものは遺伝しません。例えば、ご両親どちらかが糖尿病と診断されたからと言って、将来ご自身も必ず糖尿病になるわけではありません。また、糖尿病の発症には、肥満・過食・運動不足・ストレス・加齢などといった環境因子も関与します。
ご自身の健康状態の把握のためにも年に1度は健康診断を受けると良いでしょう。
クリニックで受けられる糖尿病の治療はどのようなものがありますか?
当院の治療は、食事療法や運動療法を基本とし、医師の判断により必要に応じて内服療法・インスリン療法を行います。食事療法は糖尿病に精通した管理栄養士が患者さんお一人ずつ状況をお伺いし改善に向けた適切なアドバイスをさせていただきます。長期的に健康的な食生活を習慣化できるようサポートしています。
普段の生活では具体的にどのような種類の運動がおすすめですか?
ウォーキング、軽めのサイクリング、水中ウォーキング、エアロビクスといった有酸素運動が特におすすめですが、基本的にはどんなスポーツでもいいので、実施できることが重要です。継続的に続けられて適度に全身を使う運動で少し汗ばむくらいの「中等度」の運動を意識すると良いでしょう。運動のタイミングとしては、空腹時ではなく、食後1〜3時間で行うとより効果が得られます。
ただし進行した糖尿病合併症がある方など、運動療法の実施が望ましくない場合もありますので、主治医に必ず相談するようにしましょう。

ご家族のサポートはより良い治療効果を得るために大切です

糖尿病と診断されると、患者さんご本人がショックを受けられる場合が少なくありません。しかし上述の通り、糖尿病と診断されたからといって、これからの人生に必ずしも大きな制限がかけられるというわけではありません。治療に取り組む患者さんご本人と主治医だけでなく、ご家族の方のサポートもあることで、より円滑かつ効果的に治療が行え、豊かな人生を過ごすことができると考えております。よろしければ、ぜひ患者さんご本人と一緒に、ご家族の方も診療にいらしてください。

継続的な治療が行えているか、見守り・サポートをする

糖尿病の治療では、食事療法・運動療法・内服薬や注射薬などの管理が継続的にできることが大切です。例えば下記のような状況によって、通院が滞ってしまったり治療がうまくいかなくなってしまう場合があります。患者さんご本人の健康のためにも、必要に応じてご家族の方の声かけやサポートがあるとより良いでしょう。

  • うっかりしてしまい来院日をよく忘れてしまう
  • 仕事や家事などご本人の予定が合わず通院ができない、または不定期通院になる
  • 治療の負担感が大きく、通院することが辛く引きこもりがち

ご家庭で食事や運動のサポートをする

患者さんのご年齢や生活習慣、合併症や併存症の有無などにより治療内容は異なります。医師や医療スタッフからの提案に応じた食事療法や運動療法を行うにあたって、以下のような状況が治療の障壁となり得ます。そのような場合、ご家族のサポートがあるとより効果的なものになるでしょう。

  • 料理をすることが苦手でバランスのよい食事がつくれない
  • 間食や甘いものを摂り過ぎる習慣があり、なかなかやめられない
  • 運動が苦手で部屋にずっと部屋にこもりがち
  • 認知症やもの忘れがあり薬の飲み忘れが多い、1人で外出ができない

患者さん本人のこころの支えになる

ご家族や周囲の方が糖尿病という病気についての正しい理解や知識を持っているということは、患者さんご本人にとって非常に心強いものになります。
長年にわたり習慣化している食生活を大きく変えたり、今までしていなかった運動を始めるということはなかなか難しいのが事実です。高すぎる目標は途中で断念してしまうことが多いので、まずは継続できる目標を立て、患者さんご本人とご家族の方で一緒に治療に取り組めることが大切です。焦らず無理をせず、患者さんに適したペースで治療を継続できるようぜひ見守ってあげてください。

糖尿病だからといっていろいろなことを我慢したり諦めたりするのではなく、うまく糖尿病と向き合いながら豊かな人生を送っていただきたい、ということが私たち糖尿病に関わる医療スタッフの強い願いです。
ぜひ一緒に、より良い治療に向けてできることを探していきましょう!お気軽に当院にご相談ください。

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