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糖尿病と足病変

糖尿病と足病変|品川区、目黒区|むさしこやま駅前内科・糖尿病クリニック

糖尿病と足病変

糖尿病足病変とは

糖尿病の患者さんに生じる足の病気をまとめて「糖尿病足病変」といい、糖尿病の慢性合併症の1つでもあります。
糖尿病足病変の代表的なものとしては、足や足爪に生じる水虫(白癬症)や足の変形・タコ(胼胝)・うおのめ(鶏眼)、足の感染症・潰瘍・壊疽などがあり、幅広い病態が含まれます。

自覚症状として、以下のようなものがある方は糖尿病足病変に対して特に注意が必要です。

  • 足が傷つきやすく、治りにくい
  • 靴擦れが起きやすい
  • 足の感覚が鈍い
  • 血行不良などがあり足が冷たい
  • 腰痛などがあり日々の足の観察やケアが困難である

糖尿病と足トラブルの関係

血糖値のコントロールが不良で高血糖状態(血糖値が高い状態)が続くと、白血球や免疫に関わる細胞の機能が低下します。そのため免疫力が低下し、細菌感染症を起こしやすい環境になります。

そして糖尿病の三大合併症の1つである神経障害も進行するため、痛みなどの感覚が鈍くなり、足に傷ができたとしてもそれに気づきにくくなってしまいます。また発汗障害も起こるため足が乾燥しやすくなり、傷やひび割れなどのトラブルも起こしやすくなります。

さらに糖尿病により足の血管が動脈硬化を起こし血流が悪くなると末端まで十分な酸素や栄養が送られなくなってしまい、傷の治りはますます悪くなり、最終的に潰瘍や壊疽など重篤な状態に陥りやすくなります。
糖尿病患者さんは、定期的に足の状態に気を配り、ケアすることが非常に大切です。

足のトラブルは季節により気をつけなければならないことが少々異なります。

夏に起こりやすい
足のトラブル

温度・湿度が高い夏は、特に水虫(白癬症)をはじめとした感染症に注意が必要です。
糖尿病の方が水虫を治療せずに放置していると、患部から細菌が侵入しやすくなります。重篤な場合には壊疽を起こして足切断をしなければならないこともありますので、もし水虫や感染症を疑った際にはすぐに皮膚科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

夏に足の健康を保つため、気を付けるべきポイントをご紹介します。

清潔を保つ

細菌が繁殖しやすい環境を作らないよう、足は常に清潔な状態にしておきましょう。

足を強くこすって洗わない

強くこすると皮膚が傷つき、細菌が侵入しやすい環境を作ってしまいます。

通気性の悪い靴・靴下を避ける

水虫の原因となる真菌(カビ)は湿度が高い環境を好むため、通気性が良い靴や靴下を選ぶようにしましょう。
ただしサンダルなどは靴擦れを起こしやすいため、できればスニーカーなどを選ぶようにしましょう。

共同で使う施設では素足を避ける

水虫は他の人の足から感染してしまう可能性があるため、どうしてもの場合を除き公共の場所では素足を避けるようにしましょう。

放置せず、医療機関を受診する

水虫になったら、皮膚科で検査を受け、適切な治療を受けることが大切です。

冬に起こりやすい
足のトラブル

冬は乾燥に注意が必要です。傷やひび割れを起こす原因となります。
しっかりと保湿するようにしましょう。

冬に足を健康に保つために、気を付けるべきポイントをご紹介します。

足を毎日チェックする

足は毎日欠かさずチェックをし、異変を見つけたらすぐに医療機関を受診しましょう。糖尿病神経障害がある方は足の感覚低下により異変に気がつかない場合がありますので特に注意が必要です。

冬は足が乾燥しやすいため、
保湿して乾燥対策を

冬は気温と皮膚の表面温度との差が大きくなり、皮膚から水分が奪われ、乾燥しやすくなります。皮膚が乾燥すると傷やひび割れを起こしやすくなります。保湿クリームを塗るなど、毎日のケアを大切にしましょう。

「低温やけど」に注意

暖房器具(電気カーペット、こたつ、あんか、湯たんぽ、ストーブ、暖房便座など)や使い捨てカイロの長時間使用による低温やけどに注意しましょう。
進行した糖尿病神経障害をお持ちの方は低温やけどに気が付きにくいため、特に注意が必要です。

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