糖尿病は自覚症状が現れにくい病気です。しかし、だからといって放置したままにすると、糖尿病合併症が確実に進行し、生活の質を大きく損ねてしまいます。
糖尿病合併症は細小血管障害と大血管障害の大きく二つに分かれます。
細小血管障害は細い血管が傷つけられて生じるもので、糖尿病神経障害・糖尿病網膜症・糖尿病腎症の三つが挙げられます。
大血管障害は、比較的太い血管が傷つけられる(動脈硬化が起こる)ことで、それにつながる臓器に障害を起こしてしまう合併症です。動脈硬化が進行し、心臓の血管(冠動脈)が詰まると狭心症や心筋梗塞を、脳の血管が詰まると脳梗塞を引き起こします。また高血圧・脂質異常症といった生活習慣病を同時に持っていると、大血管障害の進行リスクはさらに高まります。
代表的な糖尿病合併症の詳細を以下にまとめておりますのでぜひご参照ください。